2018年5月18日、WordPress 4.9.6へのアップデート通知が来ていたので、さっそくWordPress 4.9.5からアップデートしてみました。
今回の更新では、おもにプライバシー関係の設定が強化されています。
エラーなどは発生せず、正常に更新することができました。
アップデートの通知が表示された
いつものようにWordPressにログインしたところ、「WordPress 4.9.6が利用可能です!今すぐ更新してください。」というメッセージが表示されていました。

更新メニューでは、更新前にバックアップをするように書かれていました。
私はWordPressのプラグイン「BackWPup」を利用して、データベース・ファイル・プラグインのバックアップを行いました。

更新をインストールしてみた
「今すぐ更新」ボタンをクリックして、更新を実行してみました。
時間がかかるのかと思っていましたが、更新は5秒ほどで完了しました。
その後、「WordPress (ja)の翻訳」の更新が10秒ほどで行われ、「WordPress 4.9.6へようこそ。」というメッセージが表示されました。

更新が完了してから少し待つと、自動的にダッシュボードに切り替わり、ようこそ画面が表示されました。
つぎに、WordPress 4.9.6で変わったことについて紹介します。

WordPress 4.9.6で変わったこと
WordPress 4.9.6にアップデートした後にダッシュボードにアクセスすると、「個人データとプライバシー」というウインドウが表示されます。

プライバシー設定
WordPressの設定に、「プライバシー設定」という項目が新たに追加されました。
この項目では、ブログやサイトのプライバシーポリシーページをすでに作成している場合はプライバシーポリシーページを設定することができます。
また、新しくページを作成することもできるようになっています。

個人データのエクスポートと削除
WordPressのメニューに、「個人データのエクスポート」と「個人データの削除」という項目が新たに追加されました。
これらの機能は個人のサイトやブログでは、あまり使う機会がないと思われます。

個人データのエクスポート
「個人データのエクスポート」では、WordPressに登録しているユーザーのデータをエクスポートしてダウンロードすることができます。

WordPressに登録するときに使用したメールアドレスやユーザー名を「ユーザー名またはメールアドレス」欄に入力してしばらく待つと、ユーザーデータのダウンロードリンクが表示されます。

「個人データをダウンロード」ボタンをクリックすると、zipファイルがダウンロードされます。


ダウンロードされたzipファイルの中には「index.html」という名前のHTMLファイルが入っています。
このHTMLファイルを開くと、WordPressに登録したユーザーのidやニックネーム、登録日、アップロードしたすべての画像のURLなどの情報が表示されます。

個人データの消去
記録されている個人データは、「個人データの消去」から削除することもできます。

メールアドレスやユーザー名を入力して「リクエストを追加」ボタンをクリックすると、データ削除リクエストが追加され、「個人データを強制削除する」をクリックするとデータが削除されます。

まとめ
この記事では、WordPressを4.9.5から4.9.6にアップデートしたときの流れや、主な変更点などについて紹介しました。
詳しい変更点はWordPress公式サイトに書かれています。
WordPress 4.9.6-jaへのアップデート
「WordPress 4.9.6-ja」へのアップデートが配信されていました。
日本語の翻訳・ローカライズ関係のアップデートのようです。
バージョン4.9.5から4.9.6にアップデートしたときとは異なり、一瞬で完了しました。
メンテナンスモードになったのは1秒ほどでした。
