このブログで利用しているWordPressのバージョンを、WordPress5.0.3からWordPress5.1にアップデートしてみました。
この記事ではWordPress5.1の概要、アップデートの流れ、発生した不具合について紹介します。
WordPress5.1について
WordPress5.1は、2019年2月21日にリリースされた新バージョンのWordPressです。
WordPressのサポートサイトによると、エディターである「Gutenberg」の改善(パフォーマンスの向上)が主な変更点(アップデートの内容)となっています。
また、古いバージョンのPHPを利用しているサーバーの場合に警告を表示したり、互換性のないPHPバージョンが必須となっているプラグインがインストールされないようにしたりする「サイトヘルス」と呼ばれる新機能が追加されています。
さらに、開発者向けの新機能も複数追加されています。

WordPress5.1へのアップデート通知
WordPressのダッシュボードに「WordPress 5.1 が利用可能です ! 今すぐ更新してください。」との通知が表示されました。
「WordPress 5.1」の部分は、WordPressの公式ドキュメントである「WordPress Codex」へのリンクとなっていましたが、2019年2月27日現在は内容が追加されていませんでした。

WordPress5.1にアップデートしてみた
WordPressの更新ページから、WordPress5.0.3からWordPress5.1-jaにアップデートしてみました。

WordPressの更新ファイルのダウンロードが開始されてから、データベースのアップグレードが完了するまでの所要時間は、20秒ほどでした。

WordPress5.1へのアップデートが完了すると、「データベースの更新が必要です」と表示されました。
WordPress5.1は、マイナーアップデートではなく新機能の追加を伴うメジャーアップデートであるため、データベースの更新を求められました。

「WordPress データベースを更新」ボタンをクリックしたところ、すぐにデータベースの更新が完了しました。

WordPress5.1のアップデートが完了した
すべての処理が完了し、「WordPress 5.1へようこそ」と表示されました。

このページでは、WordPress5.1の新機能の一覧が、イラストと共に紹介されていました。

また、WordPress5.1では、メディアライブラリでの画像の詳細画面で、解像度のところに「ピクセル」と新たに表示されるようになっていました。

WordPress5.1で発生した不具合
Chromeでエディターのスクロール操作ができなくなった
WordPress5.1へのアップデート後に、Google Chromeでエディターを利用していたところ、表示を「フルスクリーンモード」にしている状態では、マウスホイールでのスクロール操作をすることができなくなるという不具合が発生していることに気が付きました。
Chromeのシークレットモードやゲストモードでも、エディターでのスクロール操作ができなかったので、拡張機能やユーザー設定の影響ではないと思われます。
エディターのフルスクリーンモードを解除すると、スクロール操作ができるようになりました。
ほかのブラウザでは不具合が発生しなかった
Microsoft EdgeとInternet Explorerで試してみたところ、どちらともスクロール操作に関する不具合は発生しませんでした。