Windows10 Version1809(October 2018 Update)で、ディスプレイ設定に「Windows HD Color 設定」と呼ばれる新たな項目が追加され、HDRビデオを再生することができるようになっていたので、設定してみました。
この記事では、Windows10で「Windows HD Color 設定」を利用してHDR機能を有効にする方法について紹介しています。
「Windows HD Color 設定」を利用するためには、Windows10をバージョン1809にアップデートする必要があります。
HDRを有効にする方法
ディスプレイ設定を開く
Windows10の設定を開き、「システム」をクリックします。

Windows HD Color 設定を開く
ディスプレイ設定が表示されるので、「Windows HD Color」のところにある「Windows HD Color 設定」をクリックします。

HDR機能を有効にする
「Windows HD Color 設定」が表示されたら、「ディスプレイの機能」のところにある「HDR ビデオのストリーミング」のスイッチをクリックして、オンに切り替えます。
パソコンがHDRに対応していない場合は、「HDRビデオのストリーミング」のところが「いいえ」と表示され、オンに切り替えることができません。(Windows10のサポート対象外になっている古いパソコンでは、HDR設定を有効にすることができませんでした。)

ディスプレイを調整する
HDRビデオのストリーミングを有効にしたら、「このディスプレイをHDRビデオ用に調整する必要があります。」と書かれているところの下にある、「調整の設定の変更」をクリックします。

「HDRビデオの調整」設定が表示されます。
ビデオの部分にマウスカーソルを合わせて、右下の矢印をクリックして全画面表示に切り替えます。

下にあるスライダーをドラッグして、好みの画質に調整します。
調整が完了したら、右下の矢印をクリックして、全画面表示を終了させます。
これで、HDRの設定は完了です。
左右の矢印キーでもスライダーを動かすことができます。

HDRを有効にした感想
HDRを有効にした状態で、Windowsに内蔵されているプレビュービデオを視聴してみました。
HDRを有効にしていない状態でも十分にきれいですが、有効にすると、鮮やかさが増しているような気がしました。
上がHDRを有効にしている状態、下が無効にしている状態で撮影した写真です。(トリミング以外の加工はしていません。)

