この記事では、Windows 10を搭載しているコンピューターで、利用するDNSサーバーの設定を変更する方法について紹介しています。
最初に利用するDNSサーバーの設定を変更する方法を、つぎに設定を元に戻す方法について説明します。
DNSサーバー設定の変更には、管理者権限が必要です。
DNSサーバーの設定を変更する方法
利用するDNSサーバーの設定を変更する方法です。この記事では、Cloudflareが無料で提供しているDNSサービスである「1.1.1.1」に設定を変更します。
コントロールパネルを開く
はじめにコントロールパネルを開き、「ネットワークとインターネット」という項目をクリックします。

ネットワークとインターネットの設定が開くので、つぎに「ネットワークと共有センター」という項目をクリックします。

ネットワークと共有センターが開くので、画面の左側にある、「アダプターの設定の変更」をクリックします。

ネットワーク接続の設定が開きます。
ネットワークの一覧が表示されるので、接続しているネットワーク(ここではWi-Fi)を右クリックして、プロパティを開きます。

DNSサーバーアドレスの設定を変更する
DNSサーバーアドレスの設定を変更していきます。
ここでは、インターネットプロトコルバージョンによって設定方法が異なります。
はじめにIPv4、つぎにIPv6での設定方法について説明します。
IPv4での設定方法
ネットワークのプロパティで、「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」という項目をクリックして選択し、「プロパティ」ボタンをクリックします。
「プロパティ」ボタンがグレーアウトしていて、クリックすることができない場合は、この項目のチェックボックスにチェックが入っているか確認します。

「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ」ウインドウが開きます。
「次のDNSサーバーのアドレスを使う」と書かれているラジオボタンをクリックして選択し、「優先 DNSサーバー」と「代替 DNSサーバー」それぞれに、利用したいDNSサーバーのアドレスを入力します。
設定を変更して「OK」ボタンをクリックすると、DNSサーバーが変更されます。
DNSサーバーのアドレスは、DNSサービスの公式サイトなどで確認することができます。この記事で設定している、Cloudflareが提供しているDNSサービス「1.1.1.1」の公式サイトはこちらです。


IPv6での設定方法
ネットワークのプロパティで、「インターネット プロトコル バージョン 6(TCP/IPv6)」という項目をクリックして選択し、「プロパティ」ボタンをクリックします。

「インターネット プロトコル バージョン 6(TCP/IPv6)のプロパティ」ウインドウが開きます。
「次のDNSサーバーのアドレスを使う」と書かれているラジオボタンをクリックして選択し、「優先 DNSサーバー」と「代替 DNSサーバー」それぞれに、利用したいDNSサーバーのアドレスを入力します。
設定を変更して「OK」ボタンをクリックすると、DNSサーバーが変更されます。
IPv6では、DNSサーバーアドレスの形式がIPv4と異なります。

DNSサーバーの設定をもとに戻す方法
先ほど紹介した設定方法で変更した、DNSサーバーの設定をもとに戻す方法です。
「インターネット プロトコル バージョンのプロパティ」ウインドウを開く
IPv4の場合は「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ」ウインドウを、IPv6の場合は「インターネット プロトコル バージョン 6(TCP/IPv6)のプロパティ」ウインドウを開きます。
「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」を選択して、「OK」ボタンをクリックすると、DNSサーバーの設定がもとに戻ります。
設定していたDNSサーバーのアドレスはパソコンに保存されず、削除されます。
