Windows 10バージョン2004向けの累積更新プログラムが2020年9月9日に利用可能になっていました。
今回利用可能になったのは以下の2種類の更新プログラムでした。(Windows 10向けと.NET Framework向け)
- 2020-09 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 2004 の累積更新プログラム (KB4571756)
- 2020-09 .NET Framework 3.5 および 4.8 の累積的な更新プログラム (x64 向け Windows 10 Version 2004 用) (KB4576478)
この記事では、累積更新プログラムの内容と適用の流れについて紹介しています。
Windows 10 2004の累積更新プログラム(KB4571756)の内容について
2020年9月のWindows 10 2004向けの累積更新プログラム(KB4571756)は、セキュリティ向上と不具合修正が主な内容となっています。
Windowsのサポートサイトに掲載されている更新履歴ページ(2020年9月9日時点では英語)によると、主な内容は以下のようになっていました。
- マウス・キーボード・ペンなどの入力デバイス使用時のセキュリティ向上
- Windowsの基本的な動作時のセキュリティ向上
- ファイルの管理に関するアップデート
- Microsoft Office製品使用時のセキュリティ向上
更新プログラムをインストールしてみた
累積更新プログラムを適用した際の流れです。
Windows Updateで更新プログラムが利用可能になっていた
Windows Updateを開いたところ、累積更新プログラムが利用可能になっていました。
今回は、更新プログラムのダウンロードはすでに完了しており、状態が「インストールの保留中」となっていました。

累積更新プログラムのインストール処理
「今すぐインストール」ボタンをクリックすると、すぐにインストールが開始されました。
.NET Frameworkの累積更新プログラム(KB4576478)は10秒ほどでインストールが完了し、状態が「再起動の保留中」となっていました。
一方で、Windows 10 2004の累積更新プログラム(KB4571756)のインストールには、10分ほどの時間がかかりました。

累積更新プログラムの構成
両方の累積更新プログラムのインストール処理が完了すると、「再起動が必要です」と表示されました。
「今すぐ再起動する」ボタンをクリックすると、更新プログラムの構成と再起動が行われました。
更新プログラムの構成は、所要時間が1分ほどでした。

更新プログラムの適用後のバージョン情報
更新プログラムの適用が完了した後に、winverコマンドでWindowsのバージョン情報を確認してみました。
適用前のOSビルドは「19041.450」でしたが、適用後は以下の通り「19041.508」になっています。
