この記事では、Windows10を搭載しているLenovoのノートパソコンでバッテリー保護モードを利用して、バッテリーの寿命を延ばす方法について紹介しています。
バッテリー保護モードでは、バッテリーの最大の充電量を下げるためパソコンの駆動時間は短くなりますが、バッテリーの寿命を延ばすことができます。
この記事での説明では、Lenovoのノートパソコンである「ideapad 330S」を利用しています。パソコンの機種によっては、画面が異なる場合があります。
Lenovo Vantageを開く
バッテリーの最大充電量を設定する際には、Lenovoのパソコンにプリインストールされているツールである「Lenovo Vantage」を利用します。
スタートメニューを開き、「L」のところまでスクロールし、「Lenovo Vantage」をクリックします。
「Lenovo Vantage」の起動には、10秒ほどかかりました。

Lenovo Vantageのハードウェア設定を開く
「Lenovo Vantage」のようこそ画面が表示されたら、右側にある「ハードウェア設定」という項目をクリックします。

電源に関する設定を開く
ハードウェア設定が表示されたら、「電源・省電力」という項目をクリックします。

バッテリーに関する情報が表示される
電源やバッテリーなどに関する設定画面が表示されるので、「保全モード」という項目が表示されるまで、下にスクロールします。

バッテリー保護モードを有効にする
バッテリー保護モードの下にあるスイッチをクリックすると、バッテリー保護モードが有効になります。
これでバッテリー保護モードの設定は完了です。
もう一度スイッチをクリックすると、バッテリー保護モードが無効になります。

バッテリー保護モードが有効になった
タスクバーのバッテリーアイコンをクリックしたときの表示です。
パソコンを電源に接続していますが、バッテリー保護モードが有効になっているので、バッテリーが充電されていない状態となっています。
バッテリー保護モードが有効になっているときには、バッテリーの残量が最大60%に制限されます。
ideapadでは、バッテリーの最大の充電量(しきい値)は、60%から変更することはできませんでした。

バッテリーの残量が60%を超えている場合
バッテリーの残量が60%を超えている状態でバッテリー保護モードを有効にした場合、パソコンを電源に接続しても給電は行われません。
そのため、パソコンを使っていると電源に接続していてもバッテリーの残量が減っていきます。
バッテリーの残量が60%まで下がると給電が開始されます。(バッテリーは充電されません。)