この記事では、Androidスマートフォンに提供元不明のアプリ(野良アプリ)をインストールするための設定方法を紹介しています。
提供元不明のアプリ(野良アプリ)について
Androidスマートフォンにアプリをインストールするとき、Google Playストアを利用するのが一般的です。
その一方で、AndroidスマートフォンではGoogle Playストアで公開されていないアプリをインストールすることもできます。
たとえば、F-DroidやAPK Mirrorなどのサイトでは、数多くの便利なアプリが公開されており、ダウンロードすることができるようになっています。
この記事で紹介している方法で設定を変更すると、そのようなアプリをインストールすることができるようになります。
便利な面もあるというメリットの一方で、Google Playストア以外からのアプリ(野良アプリ)のインストールは、偽アプリや危険なアプリなどをインストールしたことによる個人情報流出などのリスクが高くなるというデメリットもあるため、注意が必要です。
提供元不明のアプリをインストールする方法
Androidスマートフォンは、デフォルトでは提供元不明のアプリのインストールが許可されていないため、インストールするためには設定を変更する必要があります。
Android 8.0以降のバージョンのAndroidを搭載しているスマートフォンでは手順が少し変更されているので、この記事では2種類の方法を掲載しています。
お使いのスマートフォンのAndroidバージョンに合った方をご覧ください。
最初の方法ではAndroid 8.0以降のバージョンを、つぎの方法ではAndroid 7.1以前のバージョンを対象にしております。
2018年12月16日追記
新バージョンのAndroidであるAndroid 9 Pieでも、Android 8.0と同様の方法で提供元不明のアプリのインストールを許可できることを確認しました。

Android 8.0以降の場合
ファイルマネージャーを開き、インストールしたいアプリのAPKファイルを選択します。

「セキュリティ上の理由から、お使いのスマートフォンではこの提供元からの不明なアプリをインストールすることはできません。」と表示されたら、設定をタップします。

「不明なアプリのインストール」画面が表示されたら、「この提供元を許可する」をタップしてスイッチをオンにします。

このようにスイッチがオンになり、インストールが許可されたら、戻るボタンをタップします。

インストールができるようになり、確認画面が表示されるのでインストールボタンをタップしてインストールします。

これ以降に同じファイルマネージャーから、他の野良アプリをインストールする際は、この設定をする必要はありません。しかし、他のファイルマネージャーからインストールしたい場合は、再度この設定をする必要があります。
Android 7.1以前の場合
ファイルマネージャーを開き、インストールしたいアプリのAPKファイルを選択します。

「インストールはブロックされました」と表示されたら、「設定」をタップします。

セキュリティ設定が開くので、「提供元不明のアプリ」をタップしてスイッチをオンにします。

スイッチがオンになり、提供元不明のアプリのインストールが許可されました。

設定が完了したら、ファイルマネージャーアプリにもどり、インストールしたいアプリのAPKファイルを選択します。

インストールの確認画面が表示されるので、インストールボタンをタップしてインストールします。

これ以降に他のアプリをインストールする際は、この設定をする必要はありません。