この記事では、無効化できないキャリアアプリを強制的に無効化する方法を紹介しています。
このように、無効化ボタンがグレーアウトしているアプリでも強制的に無効化することが可能となっています。
それでは、無効化する方法について紹介していきます。以下が必要なものです。
- Androidスマートフォン
- パソコン
- USBケーブル
この記事で紹介している方法でアプリを無効化すると、初期化をしない限り元に戻す(再度有効化する)ことができないので、ご注意ください。本当に必要のないアプリのみを無効化することをおすすめします。
アプリの「パッケージ名」を確認する
はじめに、無効化したいアプリの「パッケージ名」を確認します。
「パッケージ名」とは、すべてのAndroidアプリにつけられている固有の名前のことで、アプリを識別する際などに用いられます。
パッケージ名を確認する方法はたくさんありますが、今回は「Package Name Viewer 2.0」というアプリを利用します。
パッケージ名確認アプリを開き、検索ボタンをタップします。
無効化したいアプリの名前を入力して検索します。(今回は「ディズニーパス」を検索しています。)
アプリが検索され、検索したものが一番上に表示されます。つぎに、表示されたアプリの項目をタップします。
アプリの項目をタップすると、パッケージ名が表示されます。(一番上に表示されているのがパッケージ名です。)パッケージ名は後ほど使うので、メモをとっておくことをおすすめします。
アプリを無効化する
それでは、アプリを無効化していきます。AndroidスマートフォンをUSBケーブルでパソコンに接続します。そして、ADBコマンドを使う準備をします。
(ADBコマンドを使うための方法は、こちらの記事で紹介しています。)
ADBコマンドを使う準備ができたら、まずはじめに「adb shell」と入力し、エンターキーを押します。正常に認識されていれば、このように「(接続しているスマートフォンの機種名):/ $」と表示されます。
つぎに、「pm uninstall -k –user 0 無効化したいアプリのパッケージ名」と入力し、エンターキーを押します。(今回の例では、「pm uninstall -k –user 0 jp.co.disney.apps.base.disneymarketapp」)
「Success」と表示されれば、アプリの無効化は完了です。もしエラーが表示される場合は、パッケージ名の入力ミスの可能性があるので、確認してみてください。
他のアプリも無効化したい場合は、再度「pm uninstall -k –user 0 無効化したいアプリのパッケージ名」と入力します。
アプリが無効化されているか確認する
最後に、先ほど無効化したアプリが正常に無効化されているか確認していきます。
設定アプリを開き、「アプリと通知」をタップします。(Android 7.1以前のバージョンでは「アプリ」をタップ)
つぎに、「アプリ情報」をタップします。
Android 6.0以前のバージョンでは、この画面は表示されないので、そのまま次のステップに進みます。
アプリ情報画面が表示されたら、右上のメニューをタップします。
メニューが開いたら、上の「システムを表示」をタップします。
Android 5.1以前のバージョンの場合は、この手順は必要ありません。
インストールされているすべてのアプリの一覧が表示されるので、この中から先ほど無効化したアプリを探します。
「このユーザーでは未インストール」と表示されていれば、無効化は成功です。
無効化したアプリのアプリ情報画面を表示すると、「強制終了」ボタンがグレーアウトし、ストレージ使用量が0Bになっていることが確認できます。