この記事では、マルチメディアキーボードが搭載されているDellのノートパソコンのファンクションキーを押したときの動作を変更する方法について紹介しています。
この記事の説明では、Dell Inspiron 14 7000(7472)を使用しています。
DellのPCのファンクションキーについて
マルチメディアキーボードが搭載されているDellのノートパソコンでは、ファンクションキー(F1からF12までのキー)を押したときに、音量調整や画面の明るさ変更、キーボードバックライトの切り替えなどが行われるようになっています。

しかし、F5キーを押してページの再読み込みをするなど、通常のファンクションキーに割り当てられている機能を使いたいときには、「Fnキー」を同時に押す必要があり、そのような機能を多用する際には不便なことがあります。
ファンクションキーを押したときの動作は、変更することができるので、その方法について紹介します。
ファンクションキーの動作を変更する方法
パソコンをシャットダウンする
はじめに、パソコンをシャットダウンします。スタートメニューを開き、電源マーク、シャットダウンの順にクリックします。

BIOSを起動する
つぎに、BIOSを起動します。
パソコンが完全にシャットダウンしたことを確認してから電源ボタンを押し、DELLのロゴが表示された瞬間に「F2」キーを連続して押します。
少し待つとBIOSが起動し、このように表示されます。

BIOSが起動したら、左側のメニューの中から「POST Behavior」という項目を探し、左側にある「+」をクリックして展開します。

つぎに、「Fn Lock Options」という項目をクリックします。

右側に、ファンクションキーを押したときの動作を変更するための設定項目が表示されます。
ファンクションキーを押したときにマルチメディア機能(音量調整、音楽の再生、画面の明るさ調整など)を使いたい場合は下の「Lock Mode Enable/Secondary」を、通常のファンクションキーの機能を使いたい場合は上の「Lock Mode Disable/Standard」を選択します。

設定が完了したら、画面右下の「Exit」ボタンをクリックします。ボタンをクリックすると、パソコンが再起動されます。

補足事項
DELLの公式サイトでは、BIOSからだけでなく、「Windowsモビリティーセンター」から設定を変更する方法も紹介されていましたが、Inspiron 14 7000(7472)のモビリティーセンターには、ファンクションキーに関する設定項目が存在しませんでした。
