Dellのパソコンに搭載されている、BIOS(UEFI)とファームウェアをアップデートする方法です。
BIOSやファームウェアを新しいバージョンにアップデートすることで、脆弱性や不具合が修正されるなどのメリットがあります。
一般的なドライバアップデートとは異なり、BIOSアップデートの際にはパソコンの再起動が必要となります。また、所要時間は15分ほどでした。(アップデートの準備10分、アップデート5分)
BIOSアップデートの際はダウンロードを行うため、インターネット接続が必要です。また、ノートパソコンの場合でも、パソコンを電源に接続しておく必要があります。
BIOSアップデートの準備を行う
はじめに、BIOSアップデートの準備としてアップデートの確認を行います。
アップデートの準備までの手順は、通常のデバイスドライバ更新とほとんど同じです。
SupportAssistでのアップデート確認
SupportAssistを開き、ドライバアップデートの確認を行います。
「ドライバの取得とダウンロード」のところにある「実行」ボタンをクリックします。

アップデートの確認が完了したら、「更新」ボタンをクリックします。

BIOSアップデートのインストール
「ご使用のPCをアップデートする準備ができました。」と表示されます。
「System BIOS」のところにあるチェックボックスをクリックしてチェックを入れ、「インストール」ボタンをクリックします。

アップデートの準備が行われるので、完了するまで待ちます。

準備が完了すると、BIOSアップデートのダウンロードが行われます。
BIOSアップデートの容量は、14 MB程度でした。

ダウンロードが完了すると、「インストール中」と表示され、BIOSアップデートのインストールの準備が行われます。

Windowsの再起動
「一部のアップデートでは、ご使用のPCを再起動していただく必要があります。」と表示されたら、「再起動」ボタンをクリックします。

ファイルの保存に関するダイアログボックスが表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。

「サインアウトしようとしています」と言うWindows 10のメッセージが表示されるので、「閉じる」ボタンをクリックします。
少し待つと、自動的にWindows 10の再起動が行われます。

BIOSアップデートの流れ
シャットダウンからBIOSアップデートが完了するまでの流れです。
BIOSだけでなく、ファームウェアも同時にアップデートされることもあります。
BIOSのアップデート中にパソコンの電源が切れると、故障の原因になります。パソコンを電源に接続し、電源が切れないようにする必要があります。
System BIOSのアップデート
Windowsがシャットダウンされ、「BIOS Guard」というBIOSアップデートの画面が表示されます。
はじめに、「Updating System Bios with BIOS Guard」と表示され、BIOSのアップデートがインストールされます。

各種ファームウェアのアップデート
BIOSのアップデートが完了すると、ファームウェア(Intel Management Engine Firmware)のアップデートがインストールされます。

別のファームウェア(Intel ME FW)のインストールの準備が行われます。

ファームウェアのアップデートが完了すると、「Update Completed Successfully」と表示されました。

「Main USB Controller 1」のファームウェアアップデートが行われました。

最後に、「EC Firmware」のアップデートが行われました。

BIOS、ファームウェアのアップデートが完了
BIOSとファームウェアのアップデートが全て完了しました。
緑色の文字で「BIOS Update successful. Rebooting your system.」と表示されます。

パソコンが再起動される
BIOSとファームウェアのアップデートが完了すると、パソコンが自動的に再起動されます。
このように、しばらくDellのロゴが表示され、起動するまでに少し時間がかかります。

BIOSバージョンの確認
Windows 10の「システム情報」を利用して、BIOSバージョンを確認してみました。
今回は、「BIOS バージョン/日付」の項目が「Dell Inc. 1.4.0」から「Dell Inc. 1.5.0」に変わっているので、BIOSが正常にアップデートされたことがわかります。


SupportAssistの履歴からも、BIOSアップデートが正常に行われたことを確認できます。
