Google Chromeの試験運用版であるGoogle Chrome Canaryをバージョン70にアップデートしてから、「この接続ではプライバシーが保護されません」というプライバシーエラーが頻繁に表示されるようになったので、原因について調べてみました。
プライバシーエラーの内容
プライバシーエラーの画面では、「○○では、悪意のあるユーザーによって、パスワード、メッセージ、クレジット カードなどの情報が盗まれる可能性があります」と書かれていました。
また、このプライバシーエラーの下のほうに表示されているエラーコードは、「NET::ERR_CERT_SYMANTEC_LEGACY」というものでした。
このプライバシーエラーは、Android版とWindows版の両方で表示されました。

プライバシーエラーの原因
プライバシーエラーが表示される原因を調べてみたところ、2018年9月にベータ版が、10月に正式版がリリースされる予定となっているGoogle Chrome 70から、SymantecのSSL証明書が完全に信頼されなくなることが関係していると分かりました。

一方で、Google Chromeの2018年8月時点での正式版であるバージョン68では、SymantecのSSL証明書が信頼されているため、同じサイトにアクセスしてもプライバシーエラーは表示されませんでした。
プライバシーエラーが表示されるか確認する
こちらのsymantecのサイトでは、サイトのURLを入力することで、Google Chrome 70以降でプライバシーエラーが表示される可能性があるのかチェックすることができるようになっていました。

エラーが表示されたサイトを調べてみたところ、証明書を入れ直さなければ、Google Chromeで警告が表示されるようになる恐れがあると表示されました。
また、証明書の再発行は無償で行うことができると書かれていました。
