この記事では、Android 8.0やAndroid 9を搭載しているスマートフォンのメモリ(RAM)使用量を確認する方法について紹介しています。
アプリごとのメモリ使用量も確認することができるので、どのアプリがメモリを圧迫しているのかということも確認することができます。
最近のバージョンのAndroid(Android 8.0以降)では設定が隠されているなど、以前のバージョンのAndroidと確認方法が変わっていますが、メモリ使用量を確認することは可能となっています。
2018年12月12日追記
新バージョンであるAndroid 9 Pieでも、Android 8.0と同様の方法でメモリ使用量を確認できることを確認しました。

平均メモリ使用量を確認する方法
メモリ使用量は、Androidの隠し設定である「開発者向けオプション」から確認することができます。
開発者向けオプションを開く
はじめに、設定アプリを開きます。つぎに、下までスクロールして「システム」という項目をタップします。

システム設定が表示されたら、「開発者向けオプション」をタップします。
「開発者向けオプション」という項目が表示されていない場合は、開発者向けオプションを有効化する必要があります。詳しい方法については、こちらの記事「【Android 8.0対応】開発者向けオプションを有効にする方法」で紹介しています。

メモリ使用量を確認する
Android全体のメモリ使用量
開発者向けオプションが表示されたら、一番上の「メモリー」という項目をタップします。
Android 9 Pieでは、表記が「メモリー」から「メモリ」に変更されています。

Android 9 Pieの場合
Android 9では開発者向けオプションを開いた際に、すぐにメモリ使用量を確認することができるようになっていました。
このように、平均のメモリ使用量が下に表示されます。

メモリ使用量が表示された
メモリ使用量と空き容量の平均値が、棒グラフとともに表示されます。
上に表示されている「3時間」と書かれているところをタップすると、平均メモリ使用量の集計対象の時間を切り替えることができます。
時間は「3時間」、「6時間」、「12時間」、「1日」の4つから選ぶことができるようになっています。

アプリごとのメモリ使用量
先ほどのメモリ使用量画面の一番下にある「アプリのメモリー使用状況」という項目をタップすると、アプリごとの平均メモリ使用量(内訳)を確認することができます。
どのアプリのメモリ使用量が多いか(メモリを圧迫しているか)ひと目でわかるので、便利です。
アプリは、メモリ使用量の多い順に表示されます。

アプリ名をタップすると、アプリごとのメモリ使用量の詳細画面が表示されます。
一部のアプリでは、下のほうにプロセス名が表示されます。

こちらの設定画面では、平均だけでなくメモリの最大使用量も確認することができます。
メモリの最大使用量を確認するには、右上のメニューをタップして開き、「最大使用で並べ替え」をタップします。

アプリごとの最大メモリ使用量が表示されました。

リアルタイムのメモリ使用量を確認する方法
つぎに、平均ではなくWindowsのタスクマネージャーのようにリアルタイムでのメモリ使用量を確認する方法について紹介します。
開発者向けオプションを開いて、「実行中のサービス」という項目をタップします。

現在実行中のアプリの一覧画面が表示されます。
ここでは、メモリ使用量や実行されている時間を確認することができます。

アプリの項目をタップすると、サービスやプロセスなどの詳細情報が表示されます。
サービス項目の「停止」ボタンをタップすると、そのサービスが強制的に終了し、その分のメモリが開放されます。
その際、確認画面などは表示されません。
実行中のアプリを停止すると、通知が届かないなどの不具合が発生する可能性があるので、注意が必要です。
