Android版のGoogle Chromeを利用していたところ、ページ読み込み時にネットワークに接続されていない場合に表示されるエラー画面(エラーページ)が新しくなっていることに気が付きました。
この記事では、新旧のエラー画面の違いを比較しながら紹介しています。
Google Chromeのバージョンについて
従来のエラー画面はGoogle Chromeの安定版(バージョン70.0.3538.110)、新しいエラー画面は試験運用版であるGoogle Chrome Canary(バージョン73.0.3628.0)のものとなっています。
Google Chromeでの新旧のエラー画面の比較
スマートフォンがネットワークに接続されていない状態で、Google Chromeでウェブサイトにアクセスしようとすると、「インターネットに接続されていません」というエラーメッセージが表示されます。
エラーコードが「ERR_INTERNET_DISCONNECTED」である、恐竜のイラストがあるエラー画面です。
従来のエラー画面
従来のエラー画面ではこのように、エラーを解消するために試すべきこと(機内モードをオフにする等)や、エラーコード(ERR_INTERNET_DISCONNECTED)などが下に表示されていました。
エラーコードが下の方に表示されているため、一部が隠れてしまって見えにくくなっています。
新しくなったエラー画面
その一方で、新しくなったエラー画面では、エラーコードや試すべきことなどが表示されなくなっていました。
そのため、エラー画面が非常にシンプルになっていました。
その代わりに、クエスチョンマークのアイコンが文末に追加されていました。
このアイコンをタップすると、エラーを解消するために試すべきことやエラーコードなどが記載されたダイアログボックスが表示されました。
表示されている内容に関しては、以前のエラー画面と同様でした。
また、このダイアログボックスはAndroid標準の機能ではなく、Google Chromeのエラー画面内で表示されるようになっていました。
開いているChromeタブの一覧画面に切り替えたところ、タブ内で表示されていることがわかりました。
さらに、新しいエラー画面では従来のエラー画面での「オンライン時にダウンロード」ボタンが、ボタンから文字に置き換わっていました。
「オンライン時にダウンロード」は、スマートフォンが再びインターネットに接続された(オンライン状態になった)場合に、ページを自動的にダウンロードするという機能です。
まとめ
この記事では、Android版のGoogle Chromeでのネットワークに接続されていないことを示すエラー画面(ERR_INTERNET_DISCONNECTED)が新しくなったことについて紹介しました。
今年(2018年)のGoogle Chromeのアップデートでは、UIデザインが革新されるなどの目立つものだけではなく、今回紹介したエラー画面や、ダウンロードしたファイルの保存先が内部ストレージとSDカードから選択できるようになるなどの、細かい部分での変更も多いと感じました。